妊娠中のホルモンバランスについて

新しい命を育てる大切な妊娠期は、ホルモンバランスが崩れやすい時期だとされています。
それに伴って、妊娠中には様々な不調が表れるのです。
いくらホルモンバランスの崩れが原因とはいっても、妊娠中の不調は、不安に感じてしまうものですから、過剰に心配してしまわないためにも、妊娠中のホルモンバランスの崩れで起こる症状をいくつかご紹介しておきます。
代表的なものは「つわり」が挙げられるでしょう。
つわりは、エストロゲンというホルモンと、胎児を育てるために重要な働きを持っている胎盤から分泌されるホルモンの、ホルモンバランスが変化することで起こる現象です。
この2種類のホルモンバランスは、食べるものを少し変化させてみたり、食べられそうな時に少しずつ食べるといった、食事の内容やタイミングを変化させることで多少軽減することができると言われています。
次に挙げられ事は「便秘」や「下痢」です。
つわり同様、妊娠中の方に多い悩みの一つでしょう。
これは、妊娠によってホルモンバランスが変化する影響で、自律神経が乱れてしまうために起こる症状だと言われています。
元々の体質などの関係もあるのですが、妊娠中の便秘や下痢は、お腹に力が掛かって負担となることもありますので、お腹の赤ちゃんに影響のないような薬の服用で対処するのが一般的の方法です。
ホルモンバランスの影響で自律神経が刺激され起こる症状では、頭痛や眩暈なども挙げられます。
出産時期が近づくにつれて、ホルモンバランスも日々変化していく為、これらの症状が繰り返されてしまいがちですが、症状がある時は体を休める時だと理解し、無理せずゆったり過ごすよう心掛けましょう。